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明星 YOUNG SONG(ヤンソン)シリーズ アルバム編 第1弾「ファンタジー<幻想曲>」

当ブログ記事で紹介していた「明星 YOUNG SONG(ヤンソン)シリーズ シングル編」が終了したので、今回から「アルバム編」をお届けしたいと思います。アルバム編については、リリース順ではなく順不同でアップしていく感じになると思います。

今回は、アルバム編の第1弾として「ファンタジー<幻想曲>」を紹介したいと思います。

ファンタジー<幻想曲>」は、1983年3月23日リリースの、中森明菜さん3枚目オリジナルアルバム。1stアルバム「プロローグ<序幕>」、2ndアルバム「バリエーション<変奏曲>」に続くデビュー3部作の最後を飾るアルバムとなります。

このアルバムに収録されているシングルは、前年にリリースされ大ヒットを記録した「セカンド・ラブ」の1曲のみ。というのも、前年のデビュー年に2枚ものオリジナルアルバムを矢継ぎ早にリリースしているため、収録シングルが1曲のみとなってしまったのももうなずけますよね。

デビュー満1年も経たないというのに、すでにシングル4枚、オリジナルアルバム3枚、ミニアルバム1枚を発売しており、新人といえども、かなりのハイペースなリリースサイクルでした。

「花の82年組」同期の中でも、シングル、アルバムともに飛び抜けた売り上げを記録しており、デビュー1年目にして明菜人気を不動のものとしました。

「月刊明星」1983年5月号付録 YOUNG SONGより

このいち枚に明菜のすべてがつまっている。
デビュー1年、いまや”時代の先頭をつっ走っているスター”といってもいい明菜。そんな彼女のできたてホヤホヤの最新アルバムをお届けしよう。「少女A」のハード・ロックから、「セカンド・ラブ」のバラードにいたるまでジャンルを超えた、新しい音楽に挑戦しようとする、いわゆる”ニュー・歌謡曲”のすべてが、このいち枚につまっている。過去の2枚のアルバムと、”3部作”を組むこのアルバムには、1年間の明菜の成長のあとがパックされている。明菜の最新情報も入ったこの特集で大研究しよう。

明菜自身はいまなにを聴いているか?
休日は、もっぱら部屋の中にとじこもって音楽を聴いていることが多いという明菜。清瀬の実家では、お姉さんの影響でカーペンターズとか矢沢永吉の曲を聴いていた。明菜のもっともお気に入りのアーチストは松任谷由実。1月のコンサートにも出かけて、他の観客といっしょになって、立ち上がってノリまくっていたほど。好きな曲は、「最後の春休み」とか「魔法の鏡」。「女のコの気もちをよくつかんでいるのよ」って、絶賛。明菜のラジカセには、いまユーミンの最新アルバム「リ・インカーネイション」が入っている。ほかにドナ・サマー、アル・ジャロウなどポップスも大好き。「グリース」などのロックンロールも聴くのだ。

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