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週刊ポスト 「孤独の研究 中森明菜とその時代 (最終回)」

週刊ポスト(2013.10.18号)「孤独の研究 中森明菜とその時代 (最終回)」です。

新高輪プリンスホテル「飛天の間」での緊急記者会見(1989年12月31日)
「本当にごめんなさい私がバカだったんです」明菜はそう何度も繰り返した。
「私も・・・自分なりに必死に耐えてきたんです。頑張ってきたつもりでした。でも・・・私の勝手な、わがままな行動で、たくさんの方に迷惑、ご心配をかけてしまいました」
(明菜さんが婚約会見だと騙されて連れてこられたという噂について)
後に明菜のマネージャーを務めたことのある男性は、次のように打ち明ける。
「おそらく、それはある程度、本当のことなんじゃないかとも思うんです。明菜は私にも『あんな会見になるとは思わなかった』と、ぽつりと漏らしたことがありました」

元レコーディングスタッフ 高崎正美(仮名)インタビュー
明菜の「激しさ」を何度か目にする機会はあった。だが、それはけっして高崎たち若手スタッフに向けられることはなかった。むしろ、気遣いの人だった。
地方や海外に出かければ、お土産を欠かすことはない。顔も名前も知らないような末端スタッフの体調を心配する。
「愛にあふれた人。それが私にとっての明菜ちゃんのイメージなんです。周囲のみんなを愛してくれる。裏返せば、明菜ちゃん・・・愛されたくてしかたなかったのかもしれません」
「運がいっぱいあるのに、それを掴もうともせずに明菜ちゃんは通り過ぎてしまった。誰かに媚びることもなかったし、欲もなかった。歌って、愛して、愛されたかっただけだった」

音楽プロデューサー 酒井政利 インタビュー
“教え子”である松田聖子と並べて、明菜を「80年代が生んだ最大のアイドル」だと評価する。
「二人とも香り立つものを持っていた。さらに、人を引き付ける磁力のようなものを持っていた。それを時代が後押ししたんです」
「まさに聖子も明菜も大衆にとっての偶像でした。しかし、両者は対照的な偶像だった。聖子は朝日のように上り詰める太陽であり、明菜は真っ赤に燃える夕暮れ時の太陽でした」
「明菜にしかないもの。それは表現のエクスタシーだと思うのです。彼女は歌詞に魂を吹き込むことができる稀有な歌手なんです。もっと言えば、歌に行間を感じさせる歌手です」
レコーディングスタッフを務めた前出の高崎は、それを「歌いきらない魅力」だと表現する。「強弱がはっきりしているんですね。自己陶酔にならない程度に、語尾をすーっと消していく。ときにささやくように歌う。明菜ちゃんは歌詞に合わせて感情移入していくのです」

中森明菜プロデュース担当 島田雄三 インタビュー
「彼女が本当に求めていたのは何だったのか。偶像という重荷を背負わされた彼女も、周囲も、時代に浮かれて先が見えなくなっていたのかもしれない。ちょっと不器用な田舎の少女は、結局、大人たちからハシゴをはずされて、自力で走り続けるしかなかったんでしょうね。不器用に両手をぶんぶんと振り回しながら」

コメント

  1. >yukiさん
    Amazon限定のトートバッグは、ボックスのジャケットと同じデザインなんですね。
    そういえば限定の方の予約受付が復活してましたよ!

  2. まさ様、こんばんは。
    アマゾン限定のトートバッグですがジャケット(アナログレコード)のデザインと同じようです。

  3. >yukiさん
    Amazon限定のというか、今回のアナログBOXは購入を見送りました。シングル盤(EP、12inch、カセット)はすべて既にコンプリートしてますし、やはり価格がちょっとね・・・。蔵出し的なもの(特典DVDとか)があればまた違ってたんでしょうけど。
    Amazon限定のトートバッグ付きというのは、デザインはどんなものなんですかね?
    何となくですが、明菜さんとはまったく関係のない図柄のような気もするんですが・・・まさかAmazonのロゴ入りデザインとか!?

  4. まさ様、こんばんは。
    久しぶりに「孤独の研究」の雑誌を読み返しました。あの時、毎週買いに行ったのを思い出しました。
    まさ様はAmazon限定の『ANNIVERSARY COMPLETE ANALOG SINGLE COLLECTION 1982-1991 (トートバッグ付)』は予約されましたでしょうか?
    トートバッグのデザインがどんなのか分からずに購入を悩んでいたらアマゾンでの取り扱いが無くなってしまいました…。