昨日、BS日テレで放送された「地球劇場~100年後の君に聴かせたい歌~」で、中森明菜さんの「セカンド・ラブ」の秘話を来生たかおさん本人が語られていました。
番組司会が谷村新司さん。ゲストに来生たかおさんを迎えての約2時間のトーク番組でした。
中森明菜さんの話題部分だけをピックアップして書き起こしました。
「地球劇場~100年後の君に聴かせたい歌~」のアンコール放送が決定しました!
放送は、2016年1月3日(日)12:00~13:55 です。
[番組公式サイト]
https://www.bs4.jp/chikyu-gekijou/onair/21.html
谷村:次に聴かせていただくのが「セカンド・ラブ」。
来生:はい。
谷村:これは、中森明菜さんが歌われた。
「セカンド・ラブ」秘話
来生:「セカンド・ラブ」は82年の終わりから83年にかけてヒットしたんですよね。その前に81年の終わりから82年の時に「シルエットロマンス」を大橋純子さんが歌いましてヒットしたんですよ。それで僕は、ヒットしたので次のオファーは必ず来るだろうと。
谷村:そう思いますよね、うん。
来生:それで、あらかじめ僕は純子さん用に作ったんですよ。
谷村:(笑)・・・準備したんですね。
来生:そしたら、オファーが来なかったんですよね。
谷村:(笑)・・・何で来なかったんだろうね?
来生:それで宙に浮いたような状態にその楽曲がなってて。それでしばらくして明菜さんの第3弾の作曲の依頼がありましてね。当時、島田さんというディレクターさんだったけれども。で、その打ち合わせで、まだレコード化になってない曲を流してずっと聴いていたんです。そこに島田さんがいらして、ちょうどその純子さん用に宙に浮いて準備してた曲を流してたんですよ。で、島田さんが「今、流れている曲はどなたにお書きになった曲なんですか?」と問われて、「これは宙に浮いてる状態の曲です」「じゃあ是非、3枚目の明菜のシングルにいただきたい」と。
谷村:おお!
来生:それで「セカンド・ラブ」っていうのが生まれたんですよ。
谷村:へぇー。
中森明菜の歌唱力
谷村:一緒に口ずさめる歌を本当にたくさん持っていらっしゃるんだなと改めて思いますね。これって微妙に難しいじゃないですか。
来生:えぇ、自分でも難しいかなと思ってます、歌ってて(笑)。
谷村:心配じゃなかったですか?明菜さん、大丈夫かな?って。
来生:それはすごく心配で、テレビで最初こっちもドキドキしながら聴いてましたよ。
谷村:明菜さんは割と普通にこなしてるっていうのがスゴイですよね。
来生:当時、アイドルブームだったんで、作曲の依頼というのも色々限定があって、オクターブ以内で収めてくれとか、覚えやすいようにとかね。明菜さんの場合は、最初から結構歌唱力はあったと思いますね。