「明星 YOUNG SONG(ヤンソン)シリーズ アルバム編」の第4弾は、クリスマスシーズンということでミニアルバム「SILENT LOVE」です。
当時、恒例となっていたクリスマス企画として、ショート・ストーリー仕立てのコンセプト・ミニアルバム(完全限定盤)としてリリースされました。この作品は、伊集院静が手掛けたショートストーリーをベースに、作詞を伊達歩(伊集院静のペンネーム)、作曲を井上大輔、編曲を瀬尾一三が担当するという、すべて同じ作家で統一した作りとなっています。
完全限定盤レコードの仕様については、
・明菜オリジナル・メール・パック入り
・最新カラーポートレート2枚付き
・4ページ・カラー歌詞カード
・イラスト・レーベル
・30cm45回転盤
という凝った作りとなっていました。
発売から4年後の1988年12月21日に初CD化。2014年6月18日には「Mini Album Collection(5枚組)」の中の1枚として、アナログレコードを忠実に再現したパッケージで収録されています。
聖夜に贈るラブ・メール
わずか5曲だけを収めた明菜のミニ・アルバム。一組の男と女が出会い、愛し合い、そして悲しい結末を迎える。クリスマスの夜をクライマックスに華やかで切ないラブ・ストーリーが明菜のハートでいく度もいく度もこだまするよう・・・。
アップにスロー、ア・カペラも。浪漫あふれる贈り物。
小さいながら、とっても味わい深い素敵なアルバムを明菜がプレゼントしてくれた。「彼女ならではのXマス・ソング集を作ろうと思って」とは担当ディレクター。「全5曲の作家を統一したのもそのため。全体をロマンチックな物語に仕立てた」というように、1曲ごとに展開されていくラブ・シーンをたどっていくほどに、聖夜のイメージがふくらんでいく。
A-1(BLUE BAY STORY)は、シングルの路線を感じさせるアップテンポのロック・ナンバー。このテの曲は、もう余裕をもって歌いこなしちゃうのですね。ガラリと変わってA-2(LITTLE PARTY)では、ぐっとスローなバラードを聴かせる。こんなに温かい歌声は近頃の明菜には珍しいな。B-1(TERMINALまでのEVE)は、シャレたメロディの組み立てが印象的で特におススメだ。ミディアム・テンポの曲をのびのびと歌い込んでる。哀しい愛の結末を想わせるB-2(星のX’MAS BERRY)は、本人が最も気に入っているバラード。そしてラスト(A TENDER STAR)は、愛のエピローグを綴るア・カペラの小品。
明菜は「いつもツッパってるって言われるけど、本当の私は、この女の子みたいな、かわいい女なんだよ」って。
コメント
まさ様、こんにちは。
嬉しいニュースを見つけました。
2021/6/9に明菜さんの『ANNIVERSARY COMPLETE ANALOG SINGLE COLLECTION 1982-1991』が発売されます。
『Dear Friend』『水に挿した花』『二人静』の8㎝CDシングルは7インチ・シングルとして初アナログ化。
『北ウイング』はカップリング曲『涙の形のイヤリング』版と『リ・フ・レ・イ・ン』版の2種類を復刻。
『1/2の神話』、『赤い鳥逃げた』は2種類あるジャケットをともに封入。
ボーナス・ディスクとしてシングル・カセットのみリリースの『ノンフィクション・エクスタシー』のプロモーション用に作られた7インチ・シングル(非売品)も復刻と豪華な内容です。
「1/2の神話」「赤い鳥逃げた」はジャケット投入じゃなく1枚ずつ復刻して欲しかったです。格は48,400円です。
第一弾という事なのでこの先も楽しみです(^^)
ワーナーから「旅」「夏」をテーマにした明菜さんのアルバムが発売されましたが「冬」をテーマにしたアルバムも発売して欲しいですね。