AKINA NAKAMORI A-1 tour 2004(2004.07.13)レポート

AKINA NAKAMORI A-1 tour 2004
(公演日:2004.07.13)

■日時:2004年7月13日(火)PM.5:30開場 PM.6:30~PM.8:45
■会場:東京国際フォーラム ホールA

Reported by まさ@anfunsite管理人

全国17ヶ所18公演のラストを飾る、東京国際フォーラムのライブへ行ってきました。この日はちょうど、関東地方の梅雨明けの日でもありました。やはり明菜さんは晴れ女なんでしょうか・・・グットタイミングでしたね。

初日と同じく、会場入り口付近でLIARさんと待ち合わせをして会場内入り。さすが、東京フォーラムだけあって会場内はかなりの人でごった返してました。グッズ売り場もいつもどおり行列ができていて、フォーラム限定Tシャツも販売されていました。

開演までまだ時間があったので2階フロアのベンチで時間をつぶしていると、階段を上っていくSyncさんの姿が・・・。軽く会釈をしたあと、会社の方?と一緒に降りてきて再度、ご挨拶をさせて頂きました。スーツ姿だったので、一瞬どなたかわかりませんでした。

開演20分ぐらい前にLIARさんと別れ、それぞれ自分の席へ。僕の座席は1階40列の一番右端。出入り口付近だったので、警備員や遅れて入って来る人などもいてあまり良い席ではなかったかな・・・。

開演10分前ぐらいでしょうか・・・突然「こんにちは!」の声が・・・「ん?」と横を見るとたいぞうさんがいらっしゃいました。前日のメールで座席を教え合っていたので無事にお会いすることができました。

いよいよ会場内に「夢先案内人」の音が流れ始め、場内がどよめき出しました。そして「スローモーション」のイントロと同時に会場総立ちで一気にヒートアップ!神戸公演から間があって十分休めたのか、始めから声の調子も良さそうで安心、安心。一気に「セカンド・ラブ」まで歌い終わったところでMCへ。

MC-1
明菜さんの挨拶の後、バックバンドが「ハッピーバースデイ」を演奏し会場内全員で大合唱をしました!会場からの「おいくつ~?」の問いかけに、明菜さんが低い声で「サンジュウクよ!」って。

そして「1/2の神話」~「十戒(1984)」まで6曲を熱唱。個人的に少々心配だった「トワイライト~夕暮れ便り~」や「北ウイング」は初日よりもすごく良くなった印象を受けました。それにしても「十戒(1984)」でのノケゾリ・・・というよりヨガ?がすごかったです。もう少しで頭が床に着くんじゃないかと。

MC-2
明菜さん曰く「歳を感じさせないようにいつもより腰を曲げてみました」とのこと。本当にいつもより余計に曲げてましたね。他にはいつもの、衣装1着の話しとビデオは発売されない話しをしていました。ビデオの話しの時には会場から「え~~~、なんで?~~~」の声が。「来れなかった友達に言ってあげて『ビデオは出ないわよ!』」って言ってました。やはり出して欲しかったです、残念。あとは「禁区」はもう歌わない発言や衣装がちょっと変わった話(寄せて上げる効果!?)などをされていたと思います。

そして怒涛の9連続ヒット曲の始まりです!「DESIRE-情熱-」では恒例の「は~どっこい」3連発でかなり盛り上がりました。でも、この3連発の後の歌詞って本当は「さ~みしいぃぃぃぃぃ~」ですよね。「な~んてねぇぇぇぇぇえええ」って歌ってました。「Fin」や「BLONDE」はイントロ部分を少しアレンジしてあってリミックスを聴いている感じがしました。とてもイイ感じです。

MC-3
さすがに怒涛の9連チャンは堪えたようで、水を飲んで一息ついてました。「今日最後だから、ある体力全部使っておかないと」って言ってましたね。本当に倒れてしまうんじゃないかと思うくらい激しく踊って歌っていました、全身全霊で。あと、ちっちゃいバイオリンでハッピーバースデイを自分で弾いてました。最初のMCの時に歌うとは思っていなかったらしく、自分で持ってきたそうです。それとひとつ気になったのが「パンフも今年で最後なの」と言ったことです。パンフレットを売るための冗談とも取れるし、マジ発言とも取れる感じでした。

面白かったのはスター誕生のオーディション話でした。岩崎宏美さんの「夏に抱かれて」、松田聖子さんの「青い珊瑚礁」、石野真子さんの「ジュリーがライバル」などなど、アカペラでちょっとだけ歌ってくれました。

とうとうお終いに近づいてきました。「難破船」「AL-MAUJ」「TATTOO」「I MISSED “THE SHOCK”」の4曲を熱唱。「AL-MAUJ」は初日は途中までスタンドマイクを使って歌っていましたが、今回はすべてハンドマイクで歌いましたね。「AL-MAUJ」と「TATTOO」はやっぱりスタンドマイクで歌ってほしかったかも。「I MISSED “THE SHOCK”」の最後の繰り返しがTVサイズではなくてCDサイズだったのが良かったです(もちろん今回だけでなく初日からそうでしたが)。初日の時は「難破船」あたりからマイクの調整が悪くて音が割れまくりでしたが、今回はそのようなこともなく安心しました。

MC-4
寂しい曲とともに明菜さんが静かにしゃべり始めました。ライブをお祭りに例えて「(お祭りで)いっぱい騒いで、いっぱい笑って、その帰り道、お祭りが終わらなければいいのに・・・なんで帰らなきゃいけないんだろ・・・帰りたくない。今がホントにそういう気分」って言ってました。本当にそうです、このまま時間が止まってくれたらいいのにと皆が思ったことでしょう。

そして本編ラストの「LIAR」を寂しげに、でも力強く歌う姿にとても感動しました。

MC-5
アンコールの新曲の話し(パクヨンハさんのカバー、ミ・アモーレと赤い鳥逃げたのよう)をしてくれました。「赤い鳥逃げた」をTVで歌わなかったのは、歌詞がごっちゃになってしまうからと告白していましたね。やはり続けて同曲別歌詞を歌うのは難しいんでしょうね。

あと、明菜さんと同じ誕生日の男性に明菜さんからハッピーバースデイのプレゼントがありました。ブーイングの声もチラホラ聞こえてましたが、会場も一緒に合唱していました。あの方は一生忘れられない思い出でしょう・・・羨ましい。

そしてアンコール「初めて出逢った日のように」を譜面を見ながら椅子に座ってのファルセット歌唱。「赤い花」とはまったく違う歌い方で、つくづく歌い方の幅を持った歌手だなぁと再確認しました。一転「赤い花」は身を捩じらせながら、地面を蹴りながら歌う姿に固唾を呑んで魅入ってしまいました。

そしてホントにホントのラスト・・・「LA BOHEME」。「飾りじゃないのよ涙は」がくるとばっかり思っていたのでイントロが流れ始めた時、一瞬、何の曲だかわかりませんでした。この曲の時は特に会場が大盛り上がりしていた気がしました。後ろのほうから見ていると全体の盛り上がり方が客観的に見えるんです。大歓声の中、何度も何度も手を振る明菜さん。「みんな、大好きだよ~」と言いながら舞台袖に去って行きました。

あっという間の2時間でした。ホントにホントに今回のライブに参加できてよかったです。今年のライブに参加できなかった方は是非、来年開催してくれるであろうライブに参加してみてください。CDだけでは伝わらないものが伝わってくると思います。そして、いつまでもいつまでも明菜さんには歌い続けて欲しいと思った一日でした。

「ありがとう!明菜さん。。。」