Akina Nakamori Special Live 2005 Empress at CLUBeX(2005.07.08)レポート

Akina Nakamori Special Live 2005 Empress at CLUBeX
(公演日:2005.07.08)

■日時:2005年7月8日(金)PM.6:30開場 PM.7:00開演(第1部)
■会場:品川プリンスホテル CLUBeX(クラブエックス)

Reported by まさ@anfunsite管理人

今回のライブは、450名というキャパでのライブということでライブ前日からいろいろ妄想をしていたんですが、予想以上の会場の素晴らしさにビックリです。

まず、会場内に入った時の第一印象が「近っ!!!」です!とにかく明菜さんがいるステージまでの距離が近いんですよ!だって、自分と反対側(自分から見てステージの向こう側)に座っている人の表情がわかるぐらいですからいかに至近距離でのステージだったかがわかって頂けると思います。

ちなみに今回のライブは、うちのオフ会にいつも参加してもらってる、たいちゃんと参戦。ちょっと早めだったこともあって、早々と会場内に入り自分の席に座っていたんですが、開演15分前になっても全体の3分の2ぐらいしか座席が埋まってなかったので、本当に満席になるんだろうかと不安になりつつも開演直前にはなんとかほぼ満席になっていたように思います。

そしてほぼ定刻どおりにライブがスタートしました。バンドについては、今回はギターとキボードの2人だけという構成でした。その他の楽器や音についてはすべて事前に収録した音源を使用していたようです。まず、激しいギターとキーボードの演奏で幕を開け、オープニングが2分ぐらい続いたでしょうか、イントロに合わせ明菜さんが花道から登場。黒のロングドレスのかなりセクシーな衣装で、上半身はジプシークイーンの時のように背中のほうまで露出しているような感じで、胸元は真っ赤なスパンコールで縁取られていて背中の方まで続いているといった衣装です。スカート部分は太ももの付け根部分まであるスリットが入っていて、そのスリット部分に刺繍が施してあり動くたびに太ももがチラチラと・・・。ちなみに今回のライブでは衣装替えはないですが、なんと毎日衣装が変わるそうです!

そして、激しいイントロから一転、ピアノの静かなイントロが流れ始め1曲目の「私は風」に。明菜さんが歌い始めた時、声がすごく掠れてるけど大丈夫かなぁとちょっと不安に思っていたんですが、その不安もすぐに消え去り1曲目から熱唱という感じで完全に明菜ワールドにひきこまれてしまいました。今回の「私は風」は、アルバム「歌姫」とは全く違うアレンジで、オリジナルを歌っているカルメンマキさんのアレンジに近い形だったようです。ハードロックな感じで個人的にはかなり好きです。この辺のアレンジは人によって好き嫌いが分かれるところでしょうけど、全編が「歌姫」のようなアレンジになってしまうとちょっと退屈な感じがするので僕としてはすごくいいと感じました。

2曲目は、井上陽水の「傘がない」です。この曲についても「歌姫3」とは違うアレンジで井上陽水のオリジナルアレンジに近かったように思います。とにかくのっけからこの2曲を見せられて完全にノックアウト状態でした。演奏曲目については初日のネタバレをいろいろな掲示板で見ていたので知ってはいたんですが、実際には予想以上のステージで鳥肌が立ってしまいましたね。

2曲を歌い終わったあと、最初のMCに。MCの内容としては「歌姫シリーズ3作からの選曲でクラブeXの雰囲気に合わせた選曲をした」「アダルトな雰囲気のライブ」というようなことを話していました。緊張しているのか、ここでは終始静かな口調で話しをしていました。

そして、3曲目「別れの予感」、4曲目「アデュー」、5曲目「踊り子」を歌い上げました。この3曲目(もしかしたら2曲目からかも?)から、ステージがゆっくり回転してまんべんなく全客席に向かって歌っていました。でも、全体の6~7割ぐらいは正面を向いて歌っていたので花道付近の座席の人達はちょっと見えづらかったんじゃないでしょうか。ちなみに自分が座っていた座席はCブロックの4列目だったので、明菜さんが正面を向いた時に右斜め方向にあたりかなりのベストポジションで見やすかったです。「別れの予感」と「アデュー」に関しては「歌姫」シリーズとはアレンジこそ違うものの、全体的に静かな感じでした。「踊り子」については「歌姫」シリーズともオリジナルの村下孝蔵さんのアレンジとも違い、打ち込みを多用したアレンジでアップテンポなアレンジに変わっていました。でもこの曲は好きな曲だっただけに「歌姫」シリーズのアレンジのほうが良かったなぁと・・・。

2度目のMCでは、「踊り子」を歌うことになった経緯を中心にお話しされていました。明菜さんがいろいろ大変だった時期(新曲が出せなかった時期)に村下孝蔵さんが「アキナ」という曲を歌ってくれていて「歌姫3」でこの曲を歌ってみては?と言われたんだけど、聴くことはできても歌うことはできないといって断ったそうです。それで明菜さんが好きな村下さんの「踊り子」を歌うことになったようです。この話しは以前にラジオ番組に出演したときにもお話しされていたので知っている方は多いと思います。

そして、次の曲への前フリとして梅雨の話題に。このMCではだいぶリラックスしてきたようでかなり笑顔で話しをしていました。

そして、夏を先取りということで「接吻」「アサイラム」「サザンウインド」の3曲を歌いました。「接吻」は今回のライブで初めて歌った曲ですが、もともとは「オリジナルラブ」というグループのヒット曲で、最近では中島美嘉さんもカバーされていますね。「アサイラム」は明菜さんのアルバム「ANNIVERSARY」の1曲目に収録されている曲で、10代の頃の歌声とはまったく違いアダルトな雰囲気に仕上がってました。「サザンウインド」も「アサイラム」と同様にボサノバアレンジでイントロを聴いただけでは一瞬何の曲だかわかりませんでした。この3曲は、避暑地の夏といった感じでちょっと落ち着いた「大人の夏」です。

3度目のMCでは「接吻」「アサイラム」「サザンウインド」の説明をしていました。「アサイラム」と「サザンウインド」は私の大好きな玉置浩二さんから頂いた曲ですって言ってましたね。なんとなく意味ありげ(また書いて欲しいよう)な感じでした。

その後、会場からの「立ってぇ~」の掛け声に応えて立ち上がって衣装を見せてくれました。続いて「ついでに横のラインを!」という掛け声に明菜さんがおもむろに、座っていた椅子に「こんな感じかしら(笑)」といって左足を乗せていました。会場からは「お~~」というどよめきが。最前列の人は鼻血もんですね・・・。

いよいよライブも終盤にさしかかってきて、続いては「窓」「リバーサイドホテル」「飾りじゃないのよ涙は」の3曲を歌いました。「窓」については、これもまたアレンジがガラッと変わっていてちょっとアップテンポな感じに。先ほどのボサノババージョンっぽかったかなぁ。「リバーサイドホテル」は井上陽水さんのアレンジに近くてこれもまたかなりハマってました。「歌姫3」にこの曲も入れて欲しかったなぁ。。。「飾りじゃないのよ涙は」では、明菜さんと一瞬目が合いました、いや、たぶん合ったと思います。

最後のMCでは、「最近の曲は良くないわけじゃないけど昔の曲はすごくいいなぁと思う」「でもあの人は古いと言われないように新しい歌も歌っていかないといけない」というようなことを話していました。この時に、明菜さんのアラレちゃん言葉がでました。あとは「昔は歌番組とかでリハーサルや本番で他の歌手の歌を聴くことができて、あの時代は良かったわねぇ・・・」とも。「努力怠らないようにしましょう」と言ったあとに会場から「がんばれ~」の声がかかると「って言ってるあなた・・・知らないでしょう・・・(笑)」とまたまた意味深な発言を。そしてラストの「赤い花」を紹介する時に「今年1年この曲に賭けてます」と言っていました。ということは今年は新曲は出ないのかな!?

そしていよいよラストの「赤い花」があのイントロとともに始まりました。1コーラス、2コーラスと思っていたよりも普通に歌っていたので、アレッ?っと思ってしまったんですが、最後のサビの繰り返しの部分では「HEY!HEY!HEY!」で見た時のあの椅子にしがみついて体を捩じらせて絞り出すような熱唱をしていました。僕の席からはちょうど明菜さんがこちらを向いていてその熱唱ぶりをはっきり見ることができました。とにかく本当にあっという間の1時間15分のライブにただ呆然って感じでした。

ライブ終了後、たいちゃん、NAGAさん、わたさん、ひろさんの5人でちょとだけおしゃべりをさせて頂きました。ひろさん、お土産まで頂きましてありがとうございました。NAGAさんと、たいちゃんの3人で分けて持ち帰らせて頂きました。わたさんは第2部に参加するとのことだったのでお分けできなくてすみませんでした。それにしても、たいちゃんが手作りで持ってきた応援のための垂れ幕?には一同笑わせてもらいました。あの会場の雰囲気にはちょっと・・・出さなくて正解だったね、たいちゃん。ひろさんも昨年のライブで販売されていたうちわにアレンジを加えたものを持参されてましたが雰囲気を見てやめたとのことでした。まぁ、今回はアダルトな雰囲気のライブなので静かに観覧するのが無難なようですね。でも、ひろさんもたいちゃんも明菜さんに対する情熱は伝わってきましたよ!通常のライブだったらよかったんですけどね・・・。

ってな感じでとりあえず僕にとってのライブ初日が終わりました。あと3回、見に行く予定ていますので、この後どのように明菜さんが進化していくか見守りたいと思っています。

今回、いろいろな事情で参加できなかった方に、少しでも雰囲気が伝わってくれたらいいんですけど、いかがでしたでしょうか?25周年を迎える来年は、なんとかまた全国ツアーを開催してもらいたいものですね。

ちなみに、今回のライブ開場で購入したのは…
クリアファイル5枚セット(¥2,000)
花魁ポストカード(2枚セット)(¥300)
このポストカードは昨年のディナーショーの時に販売されていたシールセットのポストカードと同一柄。

来場者プレゼントのロゴ入りアルファベットキーホルダーは、全17公演に参加すると「AKINA NAKAMORI 2005」が全て揃うようになっています。同じ文字(例えばAやN)でも通し番号が入っているそうなので全て違うものになっているようです。今回は2公演目(7/8第1部)なので「2のK」。

会場の入口付近にたくさんのお花が届けられていました。上沼恵美子さんとフジテレビ「HEY!HEY!HEY!」からのお花もありました。この他にもユニバーサルミュージック、TBS(バク天)、武部聡志さんなどからたくさんのお花が届いていました。