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明星 YOUNG SONG(ヤンソン)シリーズ アルバム編 第15弾「CRIMSON」

明星 YOUNG SONG(ヤンソン)シリーズ アルバム編 第15弾は、38年前の1986年12月24日にリリースされた10thオリジナルアルバム「CRIMSONクリムゾン」。

女性作家陣による女性らしい暖かさ繊細さをテーマにした作品にしようということで、小林明子と竹内まりやにそれぞれ5曲ずつ提供してもらった作品となります。

アルバムの一番最後に収録されている「ミック・ジャガーに微笑みを」については、この曲だけアルバム全体の中では異質となっており、どう組み込むかで苦労したと、ディレクターの藤倉克己さんが語っています。
その結果出来上がったのが、明菜さんが自分の部屋で聴いているラジカセから流れてくる曲に合わせて口ずさむというもの。SE録音は実際に明菜さんの部屋で行われたということです。

SE処理のないオリジナルバージョンは、CD BOX「AKINA(4枚組)」(1993/11/10発売)にのみ収録されていましたが、昨年発売された、デビュー40周年記念ワーナーイヤーズ・全アルバム復刻シリーズ「CRIMSON (+1)<2023ラッカーマスターサウンド>」にボーナストラックとして収録されました。

「月刊明星」1987年2月号付録 YOUNG SONGより

ベールを脱いで・・・深紅色おんな

太陽が西の空に落ちていく。空が紅色に染まる。CRIMSONって、そんな色。オトナのおんなに似合う、ルージュの色だ。前作「不思議」でベールをかぶっていた、歌姫・明菜が、ベールを脱いだ。そしたら、おんな・明菜が、見えたのです。しなやかな、おんなだけの世界・・・。

女性作家の曲を、おんな明菜が歌います。

やっぱり明菜には、ドキッとさせられてしまった。前のアルバム「不思議」のときもそうだったけど、明菜は、いつも何かをしかけてくる。今回は、明菜の女性の部分をクローズ・アップ。作家も、小林明子、竹内まりやなど、女性ばかり。女性独特の包容力、あったかさ、優しさや淋しさが、いっぱい詰め込まれている。「不思議」の明菜の歌は、音に溶け込んで、音の一部になっていたけど、今度はしっかり歌しているのだ。だから、10の情景が、ドラマみたいに見えてくる。現在進行形の恋、終ってしまった恋、とかね。レコーディングでは、いろんな歌いかたを試してみたり、B-5のような遊び(聴いてのお楽しみ!)を工夫したり、積極的だった明菜。出来上がって、「今回のは、ぜ~んぶいい曲だね」と大満足の笑顔を見せた。「感覚面で、天性のものを持っていますね」というディレクターの言葉に、納得。明菜は、いちばん。

コメント

  1. nagai様、はじめまして。
    ダニエル・ビダル「小さな鳩」とアル・ジャロウ 「Sticky Wicket」をYou Tubeで聴きました。
    ダニエル・ビダル「小さな鳩」は駅そのものですね、、、。
    オマージュというよりパ○リですよね。
    駅について子育て中に製作したと語ってらっしゃいましたが、、、。
    夫は歌唱について貶していましたが。
    アル・ジャロウ「Sticky Wicket」は都会的な感じでこちらの方はオマージュって感じかします。

    • 山下達郎の
      「私には、イタリア歌謡に聴こえたし」
      という発言は、
      ダニエル・ビダルの曲のパクリだと
      認めたようなモノですよね。(笑)
      ダニエル・ビダルは、フランス人か。

  2. ●こんばんは。「クリムゾン」は
    大好きなアルバムです。(^^)

    明菜も、98年 シンフォニック コンサートで
    「クリムゾン は、良いアルバムです。
    私も好きです。」と
    珍しく 自賛していました。

    ●当時は、気付かなかったのですが、
    YouTube で知りました。

    「MIND GAME」
    アル・ジャロウ 「Sticky Wicket」
    に、イントロが、ソックリ。
    編曲した、鷺巣詩郎さん。。。
    オマージュですよね? (¯―¯٥)

    「駅」
    ダニエル・ビダル 「小さな鳩」
    イントロから、最初のメロディー まで
    ソックリ。
    作曲した、竹内まりや。。。
    オマージュですよね? (¯―¯٥)