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明星 YOUNG SONG(ヤンソン)シリーズ アルバム編 第13弾「Femme Fatale」

明星 YOUNG SONG(ヤンソン)シリーズ アルバム編 第13弾は、今から35年前の今日リリースされたアルバム「Femme Fatale」。

同年(1988年)3月に発表された「Stock」に続く13thオリジナルアルバム。海外のアレンジャーやミュージシャンを起用した意欲作で、前作の「Stock」同様、シングル曲は未収録となっています。

テレビ番組「夜のヒットスタジオDELUXE」では「So Mad」「La Liberté」「抱きしめていて」の3曲を、「ミュージックステーション」では「So Mad」をそれぞれ披露しています。

最後のホールツアーとなった2006年の「AKINA NAKAMORI LIVE TOUR 2006 〜The Last destination〜」では「Heartbreak」がセットリストに入っていました。

「月刊明星」1988年9月号付録 YOUNG SONGより

匂いたつ妖しい女
「Femme Fatale」仏語を直訳すると”妖しい女”。タイトル通り明菜は艶やかに、激しく、せつなく、さまざまな女を演じる。見事な出来ばえだ。

明菜自身が認める”熱が入った”最高のアルバム
圧倒的な迫力だ。腹にズンズン響く重厚な、それでいて緻密なサウンドに、なまめかしいボーカルがかぶさっていく。”妖しい女”、そのタイトル通り、明菜は、天性の表現力で、見事にさまざまな愛を歌いあげる。息づかいひとつが、聴き手にグッ!と迫ってきて怖いほど。

担当の平井ディレクターも語る。「私自身もビックリしてるんです。いつもにもまして、明菜は素晴らしく歌いあげています。その証拠に、1日1曲の収録ペースで歌入れしてますが、今回はスムーズそのもの。それほど本人も気に入ってるし、最高の出来ばえだと信じてますよ」

国内から国外から、100曲近くの候補曲から10曲を厳選。バックの音はロスで収録した。最新シングル「TATTOO」をはじめ、明菜は、新作を発表するごとに、新しいチャレンジをしてきた。今回のアルバムもダンサブルにそして派手さがきわだっている。

平井ディレクターが続ける。「明菜はもう、アイドルのワクでは収まりきれなくなっている。歌謡曲、ロック、ポップス、それぞれの分野を超えて頂点に立っていくだろう。今だけの地位に甘んじることのない向上心を、しっかり持ってますね。その努力をまた忘れないところに、彼女のすごさを感じます」

その言葉通り、このアルバムは明菜の深い底力を十分に知らされる1枚だ。そして”歌姫”明菜の今後の行方を注目するにも大事な1枚になるだろう。

コメント

  1. いつもコメントのお返し、ありがとうございます。
    このページに黒のエナメルの衣装、カッコいいです!ベストチョイスだと思います。

    • >マヤ菜さん

      黒エナメルのTATTOO、カッコイイですよね!
      このヤンソンに使われている写真がいつのものなのか気になって調べたんですが、どれも背景のセットが違ったりして特定できませんでした。